【研究紹介】笑わない人は、よく笑う人の死亡率2倍に!山形大医学部調査

笑わない人は、よく笑う人と比べて、死亡率が2倍という研究結果が報告されました。
医学系の研究結果は、やはり大きく背中を押されます。このような研究が、これから次々と出てくることを期待します。

山形大学医学部は25日、笑う頻度と死亡や病気のリスクを分析した調査結果を発表した。2万人の健診データを収集した山形県コホート研究をもとに分析。ほとんど笑わない人は、よく笑う人に比べて死亡率が約2倍高く、脳卒中など心血管疾患の発症率も高かったという。

対象は山形など7市に住む40歳以上の一般住民で2009~15年に基礎調査を実施。その後、これらの人が17年までに亡くなったり病気になったりした事例を分析した。

4段階に分類した大声を出して笑う頻度は「ほぼ毎日」が36%、「ほどんどない」は3%だった。病気になりやすい年齢や喫煙といった因子を統計的に補正しても、死亡率は2倍の違いがあったという。

笑いは健康につながることが示されたデータとして日本疫学会の英文科学誌に公表する。自治体の協力も得て進めている山形大のコホート研究は対象者数や調査項目が全国有数の規模で、今後もこうした調査結果を公表していくという。(日本経済新聞より引用)

ちなみに、こちらが、研究の元データ(英語)です。

「笑う頻度と全死亡および心血管疾患発症リスクの関係:山形県コホート研究より」
(山形大学医学部看護学科櫻田香教授による研究)

※独自に、日本語で解説されている北海道の愛し野内科クリニックのサイト記事はこちら

 

また、テレビでのニュース放送動画は、こちらのさくらんぼTVの引用動画が参考になると思います。
以下は、櫻田教授の引用コメント。

「笑うと食後の血糖値が上がりにくいとか、血管の弾力性が上がるとか、免疫力をアップするというような報告がいくつかある。(複合的要因が)このような結果につながっているのでは」

「笑うのはお金もかからないし、是非推進していきたい」

このような大規模な形で、「笑う」ことと「死亡や心疾患」の関係について、長期間に渡り研究し、発表するのは世界で初めてだそうです。

今後ますますの、笑いに関する研究の進展が楽しみです!

笑い総研は、「どうしたら、より笑えるようになるか」にフォーカスをあて、そのメソッドを提案してまいります!

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