【特別企画vol.1】大和言葉とジブリッシュ〜日本人の忘れもの。〜

はじめに

笑い総研・特別企画 第1弾
「大和言葉とジブリッシュ〜日本人の忘れもの。〜」

ある時はフリーアナウンサーとして、
ある時はやまとことば研究所主任研究員として、
山口県で大活躍中の瀬川嘉さんをお迎えしての特別企画を開催します。

瀬川嘉さんよりご挨拶

みなさんは「大和言葉(やまとことば)」と聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか。古い昔の言葉、古典で習う教養としての言葉、奥ゆかしい よそゆきの言葉、いわゆる”美しい日本語”と呼ばれる正体不明の言葉…などでしょうか。

『やまとことば』は、日本列島に漢字が伝わる以前から、この国で使われていた言葉のことを言います。そしてその言葉は、実は遠い昔の言葉ではなく現代も生きていて、私たちが日常的に何気なく使っている言葉でもあるのです。

たとえば、「うみ」「やま」「かわ」「むら」なども『やまとことば』なんですよ。簡単でしょう?では、なぜ日本人は「海」を「うみ」と呼び、「山」を「やま」と呼んだのでしょうか。そこに、私たちの遠い祖先の深い「思い」が込められています。

「言葉」は古くは「ことのは」と言いました。「心の中に凝り固まった思いが、植物の葉や鳥の羽のように、人の体から解き放たれるもの」という意味です。

また、もともと「言葉」とは、動物たちの鳴き声や鳥たちの囀りと同じく、仲間と繋がるための「響き」であったと考えられます。最初に、心の中に「伝えたい」という感情の高まりがあり、それがやがて仲間同士のルールを作り、複雑な感情や情報を表すコミュニケーション手段として発達してきました。

世界に6000語とも言われる言語の中でも、『やまとことば』は、他の国々と海で隔てられているという独特の地形や、他国による支配・侵略で強制的に言葉を変えさせられるなどと言った歴史を持たなかったことから、様々な異文化を取り入れつつも、古い言葉の本質的な特徴を比較的多く残していると思われます。

その『やまとことば』の、発声発音の仕組みやアクセントに秘められた意味を紐解くことにより、日本人が古来より大切にしてきた物の見方・考え方に想いを馳せることができます。

言葉は、その民族にとってDNAのようなもの。『やまとことば』を通して、今に伝えられる「魂の智慧」の封印を解く旅に、ご一緒に出かけてみませんか?

瀬川嘉さんプロフィール

広島県呉市出身。フリーアナウンサー・ディレクター(元・山口放送アナウンサー)。山口放送のラジオ番組やラジオCMの制作・出演のかたわら、ナレーター、司会業、話し方教室、朗読イベントや子供達へ向けた国語の出前授業などで活動している。「やまとことば研究所」主任研究員。

なぜ、ジブリッシュと一緒に・・・?

でたらめ言葉・ジブリッシュの世界を探求して、発見した一番の気づきは理性脳を休められる(=感性を高められる)ことでした。

余計なことを考えてしまう雑念が消え去り、すなおな感性が引き出されると、日常の当たり前の景色が、感動せずにはいられない美しい景色にさえも変わってしまうのです。

あえて非言語を使うことで、当たり前に使っている言語の働き(=理性)から意識的に離れることができます。それは、「論理」「理屈」「常識」「効率」など、過去の経験によって構築されたものです。そう考えると、ジブリッシュは、今までの人生で積み重ねてきたそれらを壊す作業と言えるかもしれません。

ジブリッシュを深め、すなおな感性が磨かれてきたとき、私自身の中で新たな感動がありました。
それは、言葉の響きの美しさでした。日本語の響きを、胸に染み入るように感じ、味わうことができたのです。

わかりやすい例は、俳句や和歌や琉歌。
五七五や、五七五七七、八八八六調で表現される世界を、記号で捉えるのではなく、一音一音の響きと共に捉えたとき、そこには無限の味わいが広がっていきます。

一音一音に意味があるやまとことばは、音そのものが意味を表していて、音そのものの響きを味わうことができるのです。
音そのものが世界であり、宇宙なのです。

当日はジブリッシュで感性が開いた状態でやまとことばの響きをたっぷりと味わっていただけます。
どうぞお楽しみいただければ幸いです。

内容

★主催挨拶、イントロダクション

★ジブリッシュ講義(主に脳機能学、言語学の観点から)
担当:大久保信克

★やまとことば講義(主に音声学、言語学の観点から)
担当:瀬川嘉

★感性をひらく(感性に焦点をあてたジブリッシュワーク)
担当:大久保信克

★言霊を感じる(祝詞や物語などを通して、美しい日本語の響きを体感)
担当:瀬川嘉

★心をやすめる(ジブリッシュ及びやまとことばを生かした新しいリラクゼーション)
担当:両方

★感想の共有、質疑応答

お申し込み

笑い総研・特別企画 第1弾
『大和言葉とジブリッシュ 〜日本人の忘れもの。〜』

(日時) 2017年5月20日(土). 10時00分〜17時00分
(内1時間はランチ 兼 懇親の時間)

(会場) 神戸夢あそび
兵庫県神戸市中央区北野町1-2-2 グランスイート北野202

(参加費) 8,000円

※当日お支払いください
※人数制限あり
※昼食:会場で人気の美味しいランチを1000円でご注文いただけます。

(申込方法)
・Facebookイベントページの参加ボタンを押す
or

・笑い総研HPよりお申し込みください。

(お問い合わせ)
info@warai-souken.co.jp

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