笑い瞑想でよくある誤解

この記事は笑い瞑想によくある誤解について解説した記事です。よくある誤解は分類すると大きく3つです。

誤解① ずっと笑わないといけない

誤解② 顔を見続けないといけない

誤解③ 笑い瞑想は疲れる

一つずつみていきましょう!

誤解①ずっと笑わないといけない
 

こちらの誤解、けっこう多いです。でも実際はそうではありません。

無理に笑う必要はない

という設定の中で自由に笑う。

これが本来の笑い瞑想です。字面だけだとよくわらかないですよね。だからこそ実際の場で体験してほしいのですが、笑い瞑想をされている方がいたら、「無理矢理笑うような場づくりでないか」を確認してください。無理に笑うことを強要してしまうと「引いてしまった」「笑えなかった」「疲れた」といった声も出てきやすくなります。

一つ前の記事でも書きましたが、笑い瞑想は適切な誘導をすることができれば、極上の体験が訪れることが少なくありません。「上質な笑いと至福のやすらぎ」「極上の笑いの体験」が待っているのです。それには、自然発生的な笑い、内側から湧き起こる笑いであることがとても大切です。

笑い瞑想はラフターヨガ(笑いヨガ)の中だけで行われるものではありませんが、ラフターヨガ(笑いヨガ)の中では重要な要素の一つとして位置づけられています。ぜひ笑い瞑想の深い体験を味わっていただきたいなと思います。

誤解②顔を見続けないといけない

こちらの誤解も多いかもしれません。でも実際は顔を見続ける必要もないし、目を瞑っていてもできるし、横になってやるやり方もあります。むしろ、こっちの方が笑いやすいという方も多いです。だって誰かにずっと見られている状況って、リラックスしきれないですよね。本物の笑いは、リラックスできる状況からしか生まれません。

ただし、顔を見ることがダメなわけではありません。私自身も20歳から15年間にわたって、円になって座って行う笑い瞑想に何度も参加したし、それ以上に、そういう場づくりを何度も行ってきました。最初は苦手な感覚、戸惑う感覚があったことを思い出しますが、何度も場数を重ねたり、インドで深い体験を経験したりする中で、笑いの本質」を掴んでいきました。

他のバリエーションも独自にいくつもつくって実践してきました。笑いの本質、笑い瞑想の本質を掴んでいれば、様々な工夫もできます。「笑わないといけない」「こうしなければならない」という設定での笑いは非常に窮屈なものになりがちです。極端な話、「笑い瞑想」という設定ではない場づくりでもいいのです。そうでなかったとしても、短時間であってもいいから「わけもわからずただ笑える」「自由に気持ちよく笑える」こうした時間があるかどうかで、セッションの質・満足度は大きく変わってきます。

誤解③笑い瞑想は疲れる

それから「疲れる」と言った声もありますが、それも誤解です。疲れるのは頑張っているからです。頑張りすぎなければ疲れません。そもそも笑うことって頑張ってするものではないですよね。笑顔って自然に出るものだし、笑うことも自然に起きることです。だからこそ、あまりにも動作ばかりにフォーカスしてしまうと、不自然になってしまうのです。

本当の意味で笑いを自分のものにして

笑いそのものになるような感覚を得ると、

疲れるどころか、疲れなんて

一瞬で吹っ飛んでいきます。

ただし、これはリラクゼーションとセットの話です。適切なリラクゼーションを行えれば(と言っても15分ほど横になっているだけでも十分です)、笑いの力がリラクゼーションの力が相まって、陰陽の作用で、極上の休息効果・回復効果をもたらします。

もし、スペースがなければ、リラクゼーションは座ってやる形の誘導であっても構いません。もっと言えば、疲れが気になるなら時間を短くすれば問題ありません。場づくりをする側は、年齢や参加者さんの状況に合わせて設定をお願いします。

しかも、「無理に笑わなくてもいい」というのが適切な誘導となります。この設定があれば疲れることはまずありません。ただ、この「無理に笑わなくてもいい」という設定の中で、いかに自然発生的な笑いを引き出すか。これは講師の力量が問われます。私自身も最初の頃は難しさがあり、うまく場づくりできていませんでした。でも自分自身が笑い瞑想をやり続けて、場づくりもし続ける中で、トライアンドエラーを繰り返してきた結果、今は心の底から楽しんでいます。大好きで仕方がないです。

適切なリードのコツについては、また別記事で紹介させていただきます。適切なリードができれば、問題なく楽しめるのでご安心ください。5日間のラフターヨガティーチャー養成講座で紹介している内容を、ブログ記事としてもシェアさせていただきます。

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