概要
世界有数のカルデラを誇る熊本県阿蘇。今回は雄大な草原が広がる産山(うぶやま)村の魅力を「ぎゅっ!」と凝縮した学びと食のツアーを開催します。
人口わずか1,400人の産山村。信号もコンビニもない小さな村です。草原に放牧をし牛を育て、湧水を引いた水田で米を作る暮らしがあり、循環型の農業を営む人々がいます。今回のツアーでは、地元の食を通じて「阿蘇千年の草原」といわれる郷土の文化を学びながら、産山村ならではの時間を堪能します。
メインの目的地は、畑仕事も自ら行い、ほぼすべてを地元の食材で調理するフレンチジビエレストランASOうぶやまキュッフェ。周囲からは「絶対に無理」と言われる中、ワイン用のぶどう畑まで開墾し、今年はワイナリーも完成。いかにして循環型の食を提供しているか。その徹底したこだわりやブレない哲学を学びながら、舌鼓を打ちます。芸術作品のような前菜、絶品ジビエ料理、ナチュラルワイン、どうぞお楽しみください。
他にも、無農薬のオーガニック農法で野菜やハーブ、エディブルフラワーを育てられている農家さんや、循環型の放牧畜産で育てる「あか牛」の生産者さんとの対話の時間や、その上でお食事をいただく時間など、産山村の食、人、自然を満喫できるツアーとなっています。秋の産山村を存分にお楽しみください。
ガストロノミーとは
ガストロノミーとは、フランス語で「美食学・美食術」の意味。その土地の気候風土が生んだ食材、習慣、伝統、歴史などによって育まれた食を楽しみ、旅することをガストロノミーツーリズムといいます。
静岡県HP
さらに今回は、ローカル・ガストロノミーの考え方を大切にツアーを組みます。
ローカル・ガストロノミーとは、地域の風土、歴史、文化を料理に表現すること。根底にあるのは、「料理は地域経済や文化、教育活動にどのように貢献できるのか」という視点です。分かりやすく言えば「地産地消」という考え方と共通する部分もあるのですが、単純に地域の食材を使えばいいのではなく、もっと地域のことを総合的に学び、サスティナブルな食環境を考え、その上で「自分の料理に地域を表現していきましょう」という考え方です。それはすなわち、料理の質を高めること、クリエイティブの世界を追求することに他ならず、この点が量的な面を重視する「地産地消」や「 6次産業化」とは大きく異なります。
ローカル・ガストロノミーが目指すのは、作り手と食べ手を繋いで大きな輪を作ること。それは「心が豊かになる料理」を追求すること。そして食によって「心が豊かになる社会」を目指す、社会活動でもあります。
一般社団法人ローカル・ガストロノミー協会HP
スケジュール
10月6日 11:00 熊本空港にて集合、レンタカー出発
10月8日 17:00 熊本空港にて解散
飛行機の参考情報
10月6日
ANA 8:10 羽田発 → 9:55 熊本着
ANA 9:20 伊丹発 → 10:30 熊本着
10月8日の最終便
JAL 19:00 熊本発 → 20:20 伊丹着
ANA 19:05 熊本発 → 20:45 羽田着
基本的なスケジュール予定です。
大きな変更予定はありませんが、多少行程が変わる可能性があります。
産山村とは
産山村は阿蘇北外輪山と九重山麓が交わる標高450m~1100mに至る高原地帯「阿蘇くじゅう国立公園」に位置し、阿蘇の景観の代名詞でもある壮大な草原と名水百選に選定された水源を抱く小さな村です。人口わずか1,400人に対し、牛の頭数は倍の2,800頭。信号もコンビニもない村ですが、道路は「牛馬優先」、夜には満天の星空と昼には美しい草原が視界いっぱいに広がります。
360度のパノラマが見渡せる草原に放牧する畜産、湧水を使用した米栽培、冷涼な気候条件を利用した野菜栽培など、高原ならではの自然環境を生かして生業とする里山の暮らしが代々に続いています。
草原と牧野を巡る
今回のツアーでは、地元のローカルガイドとともに扇棚田、山吹水源、牧野を巡る絶景ショートハイキングをご案内します。九重山、阿蘇山を見渡しながら、360度の大パノラマが広がる草原の中の農道を歩きます。
食の魅力
ASOうぶやまキュッフェ
ご夫婦で営むフレンチジビエレストラン。自家畑「キュッフェ農園」で育てられた農薬不使用、化学肥料不使用、固定種在来種の野菜やハーブ。土日祝日のみOPENするお店では、そんなお野菜やハーブとジビエのお料理が味わえます。
さらに今は自家製ナチュラルワインの醸造を控え、約2,000本の葡萄を育てられています。 雑木林を鍬で開墾した葡萄畑や完成間近の醸造所を案内していただきながら、これまでの挑戦の数々や里山での暮らし等についてお話していただきます。
ふぁとりあ in 産山
女性1人で切り盛りをする小さな農園「ふぁとりあin産山」。無農薬のオーガニック農法で野菜やハーブ、エディブルフラワーを育てています。同じく、無農薬で野菜を育てるご近所の農家さんと共に、多くの方に循環型農業を体験してほしいとイベントやワークショップを企画·運営する「サステナうぶ」を今年一緒に立ち上げました。
ビオトープがあり、ヤギや鶏が暮らす「ふぁとりあin産山」で、フレッシュなハーブティーとともにオーガニック野菜やエディブルフラワーを用いたランチを味わっていただきます。
農家レストラン 山の里
山の里は家族経営の農家レストラン。自家牧場で育てたあか牛のお肉、里山の山菜料理、自家製のお漬物が味わうことができます。
お米、野菜、お肉、水に至るまで、自家製または産山村内で採れた地元食材を使用し、季節に応じてこしらえるお漬物は20種類を超えます。昔ながらのおはぎやお店近くの湧水、日本名水100選の池山水源の美味しい水を使ったコーヒーも楽しむことができます。
TAOリトリート&カフェ
産山村のお隣の阿蘇市荻の草のマクロビカフェ。阿蘇の湧水とその水で育てた農薬·化学肥料不使用の自家製有機野菜、農薬不使用の玄米を使用。動物性食品、化学調味料はもとより、白砂糖、精製塩は一切使用しない心と身体にやさしい食事です。
etc..他にもたくさん!!(順次追加予定)
宿泊
産山村の里山地域にある杉木立と棚田に囲まれた山あいの暮らしがそのまま残る小さな温泉宿です。地元の人達たちも日帰り温泉に訪れます。鉄分が含まれた茶色の温泉は疲れが取れると評判で、湯治ができる長期滞在用の設備もあります。ゆったりとした時間が流れ、まさに秘湯といわれるにふさわしい温泉です。
こちらの和室を予約しています。
宿泊は、基本的には男女別2~3名の相部屋となります。
料金
59,000円(税込)
含まれるもの
・食事代(昼3 夜2)
・宿泊料金(2泊)
・レンタカー、ガソリン代(2台)
・現地コーディネート費
・研修費
・お土産付
含まれないもの
・お酒代
・朝食代(オプションでつけられます)
申込
こちらのフォームにご記入ください。
https://forms.gle/wGxrv2eLspyCVTS8A
問い合わせ
050-3134-3888
株式会社笑い総研