笑ったり、口から出まかせな言葉(ジブリッシュ)を話す。
これって元々、どんな人も成長過程で、無意識に本能からやっていたこと。
だから、全然特別なことではない。
しかし、大人がこれにしっかり取り組むと何かしら変化がある。
これは加える変化でなく、「減る」変化。
成長過程で社会で生き残るために、頑張って身につけてきたもの。
ある人は必死に、ある人は当たり前に身につけてきたもの。
もちろん、自分にもある。
それは、理性。
うまく使えてたらいいが、それが今、逆に生きる力を邪魔している場面に度々遭遇する。
これをはがしていく必要がある。
生きる力の根源は、もっと深いところにある。
本来の人間は、どんな生き方をしていたのだろう。
今、そこに思いを馳せて、再び還っていくことが必要な気がする。
人間にとっての自然は、赤ちゃん。
ありのままで、ちゃらんぽらん。人間本来の姿。
赤ちゃんがいるだけで癒され、しあわせになる。
この本能から感じる部分に、大切なことがある。
笑うことや、口から出まかせな言葉を話すことは、前頭葉、大脳新皮質の働きを弱める。
理性的な脳が、強制的に休まる。
そして、成長過程で失っていたものに気づく。
そして、子どものときのような、純粋な笑顔が現れる。
先日、その姿を、しっかり確認することができた。
大変な状況が目の前にあっても、少しずつでも継続することで変わる姿を、
目の前で確認することができて本当に嬉しかった。
辛かった毎日が辛くなくなり、
考えすぎていた毎日が考えすぎずにすむようになり、
嫌なことがあっても頭の中が支配されないようになり、
自然にコミュニケーションを取れるようになって、
あんなに自然に口から言葉が出てくるようになって、あんなに自然な笑顔が見れるなんて。
人生の美しさを見れた気がして、本当に嬉しかった。
こういうことがあるから、やめられない。
大久保信克