先日5月28日、朝日中高生新聞に掲載いただきました。
記事のデータをいただけたので紹介させていただきます。
注目してくださった記者の中塚様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございます。
子どもたちに届いていることを嬉しく思います。
ぜひお読みいただければ幸いです。
(追記)
全文、文字起こしが完了したため、下記に紹介させていただきます。
笑う門には健康来たる
健康効果が注目される「笑い」。声に出して笑う運動「ラフターヨガ」や、
でたらめな言葉を発して頭をすっきりさせる「ジブリッシュ」などを健康法として取り入れる人たちがいます。笑いを総合的に研究する学会もあります。
兵庫県西宮市の企業「笑い総研」は、ラフターヨガやジブリッシュの講座などを開いています。20日、神戸市で行われた講座を訪ねました。
でたらめ言葉で
「今からジブリッシュで世界一おもしろいジョークを言います」。
代表の大久保信克さん(28)が、でたらめな言葉を言い始めました。
「アマシャカ、イミネガー・・・・・」。
すると、受講者からは大爆笑が起きます。
おもしろくもないのに、なぜ?
「作り笑いでいいんです。それが、体と心を元気にします」と大久保さんは説明します。
ジブリッシュは、意味をなさない言葉を使い、表情や身振り、声のトーンでコミュニケーションを取ります。
「『今日は嫌な日だな』と愚痴をこぼすと、ネガティブな気持ちになります。でも、でたらめな言葉だと感情をはきだせてストレスを発散できます」
参加者の一人、中嶋壽雄さん(72)は「おもしろくもないのに笑うことには最初は抵抗がありましたが、いまは心から楽しく感じます」
日課で難病改善
山田珠美さん(45)は、体のだるみや痛みを伴う難病・全身性エリテマトーデスと闘っています。
「薬以外で症状の改善ができないかと、笑いの力に注目しました」。
数年前から、毎朝15分間笑う運動を開始。
症状がほとんど出なくなり、薬も3分の1ほどに減りました。
「考え方が前向きになり、病気にとらわれなくなりました」
大久保さんは2014年に、ラフターヨガが生まれたインドに行き、ジブリッシュを体験。
その魅力にひかれて昨年、笑い総研を設立しました。
「スマホなどで情報がたくさん飛び交い、ストレスが多い現代。
一瞬で思考を止める笑いの力は、より求められているように感じます」