ニッポンの笑い①天岩戸開き伝説のエッセンスを、現代で生かす!

ニッポンの笑いシリーズ

「笑えるMUSIC」の配信をした勢いに乗っかって、ニッポンの笑いシリーズの配信もスタートいたします。
日本の歴史上、最も有名な笑いの神話は、「天岩戸開き伝説」ではないでしょうか。

全国各地の祭、伝統文化の中に、天岩戸開きの話は驚くほどたくさん出てきます。
なぜ、それくらい土地、土地に根付いてきたのか。

それはきっと、「人々に必要なもの」がそこあるからです。
だからこそ、後世に伝えようとする働きが続いてきたのではないでしょうか。
以下、ダイジェスト版でお届けします。

 

天の岩戸開き伝説

太陽の神様・天照大御神(アマテラスオオミカミ)が、弟の須佐之男(スサノオノミコト)が悪事を働いたことで岩戸の中に閉じ籠り、世界は暗くなってしまいました。
そこで神々は話し合い、ある作戦を考えました。

 

それは、「まず笑う」ということでした。

 

つまり、状況は改善されていないにもかかわらず、あたかも解決されたかのように踊ったり、歌ったりしてどんちゃん騒ぎをし、そしてみんなでドッと大笑いをしたのです。

Amaterasu_cave_edit2

wikipedia

「太陽の神さまである自分が中にいるのに、なぜ外から楽しそうな笑い声が・・・?」

不思議に思った天照大御神が岩戸をあけて外を覗くと・・・
そこには、明るく輝く太陽のような神様の姿がありました。

「あら、なんて美しく輝いているのでしょう!」

天照大御神は、その輝きと美しさに驚いてしまいました。

実は、そこには鏡が用意されていて、鏡を通じて光り輝く自分を見たのでした。
(神社の鏡はその象徴とも言われています)

そして入り口には、力持ちの神様、天手力男神(アメノタヂカラオノカミ)が待ち構えていました!

「よしっ、今の内に引っ張り出すぞ!えいっ!」

そして今の内に扉を閉めておこうと、縄で締めたのが「しめ縄」と言われています。

こうして、天照大御神が現れ、世界は明るくなったのでした。
日本の歴史は、笑いから開けていったのです。
この神話が残り、今も大切にされ続けていること、今も多くの日本人に愛されていることを思うと、日本人がどういう「心」を大切にしてきたかが時代を超えて伝わってきます。

 

ポイント:あたかも解決したかのように振る舞った

ポイントは、実際に状況が改善される前に、あたかも解決したかのように振る舞ったことです。これは現代においてもまったく同じです。特に精神論ではなく、科学的にその効果は証明されています。

ハーバード大学の社会心理学者・エイミー・カディは、「ボディランゲージが人を作る」というテーマで、TEDトークでスピーチを行い、世界的な人気トークとなりました。

その中身は、「パワーポーズと呼ばれる腕を力強く上げる姿勢を、2分間続けるだけで、自信がないときでも自信が溢れる」というものでした。

a6fe881cecd3fb7660083aea35cce430TED
このように両腕を高くあげるポーズを、座りながらでもいいからやるのです。

人間の体というのは、全身がスイッチのようです。

「笑う」という動作も、笑うと思わなくても、お腹から横隔膜を動かす形で「はっはっはっ」と息をだすだけで、だんだんと本当に笑っているようになります。

段々としあわせを感じるホルモンが脳内に大量の放出され、副作用が一切ない素晴らしい健康効果を発揮します。
まだの方は、ぜひ一度、騙されたと思ってやってみてくださいね。

成功するコツは、楽しくなるまで続けることです(笑)

 

 

本日の「笑えるMUSIC」

クスッと和み♪笑えるMUSIC vol.2「広島県在住の女性」 2016.8.30

 

 

 

コメントを残す